”生産性”について考える
2021.08.19
◆生産性を向上させる目的とは
昨今、労働力人口の減少やコロナ禍における働き方の概念が変化していることにより、企業に対して生産性向上が求められています。DX(デジタルトランスフォーメーション)やIT化を視野に入れて生産性向上を推進する企業も多いでしょう。
そもそも、生産性とは、投入した資源に対して得られる成果が多い程、生産性が良いということになります。生産性が向上すれば少ない投資資源で大きな成果を得られるため、事業継続や事業拡大に直結します。投資する資源とは、企業にとって、労働、設備、原材料にあたりますが、限られた人材でどのように売上を上げていくか、無駄な労働力をなくしていくか、などの観点で施策を打つことで生産性向上を目指していくことになります。また、生産性を向上するための取り組みは、近年取り上げられている働き方改革やワークライフバランスの改善、コスト削減、人材不足の解消といった利点があると考えられています。
◆生産性をあげる具体的な方法とは
生産性向上のために必要な「具体的にやるべきこと」とは、なんでしょうか。
参考までに、3つ挙げてみたいと思います。
・業務や工数のムダを削減する
従業員が毎日行っている業務の中には、非効率な業務が潜んでいます。承認フローや手戻りの回数が多ければ時間のロスに繋がっている可能性が高く、担当者によって成果が左右されている業務や一部の従業員への負担が過多になる業務は、効率化や時間削減の余地があるかもしれません。
・システムやツールの導入
人が行っている作業をシステムで自動化することは、生産性を上げるのに大きく貢献します。紙で管理していた注文をシステムで自動化する、客先へ訪問していた打ち合わせをビデオ会議ツール導入によりリモートで実施する、といったことも時間短縮や出張費が削減されるため、生産性向上に直結します。コロナ感染拡大の影響によって普及したITツールは生産性向上に役立つといえそうです。
・労働環境改善と従業員のスキル向上
生産性向上と従業員の労働環境は、密接に関係しています。コミュニケーションが取りにくい環境や長時間労働は、仕事の質の低下に繋がりやすく、生産性が減少する原因になります。
公平な評価制度、柔軟な働き方の導入、給与や手当の待遇等の環境を整備することで、労働意欲が向上するため生産性向上に繋がります。
また、国は企業の生産性向上を積極的に支援するための補助金や助成金制度を整備しています。各条件を満たせば活用できるため、企業側の負担を軽減しながら取り組むこともできます。その他にも、情報共有や課題整理など、企業によって生産性向上のための鍵となるポイントは異なるかもしれませんが、上記はどの企業も抑えておくべき項目といえます。
◆基幹システム開発・導入支援
業務のムダを削減し、IT・システムを活用することで生産性が上がれば、企業として時代に沿った一歩を踏み出すことができそうです。
エイ・エヌ・エスは、オーダーメイドの基幹システム開発を主軸に、創業以来30年以上、多くのシステム関連サービスを提供しております。オーダーメイドのシステム開発や再構築を主軸に事業を展開し、システム開発と合わせてインフラ管理・提案も行っています。
また、システム保守の引継ぎや生産性向上・業務効率化のためのデザイン刷新、アプリ開発など、新しいビジネス展開のご支援やIT化やDX推進のための一歩を支援しています。
まずは検討段階、情報収集においても、お気軽にご連絡・お問合せください。
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