システム開発・再構築を成功させるために ①準備編
2021.02.04
◆システム開発・再構築の進め方
システム開発・再構築をする際、自社内にIT人材を保有していない企業のほとんどがシステム開発会社に外注しています。システム開発というと、開発や導入工程などのイメージが先行しますが、実は発注者側の事前準備がとても重要です。
ここを曖昧にしてしまうと、活用できないシステムとなる可能性が高くなります。
◆システム開発を検討したら、やるべきこと
1.目標を定める
まずは、システム開発・再構築がなぜ必要なのかを考えてみましょう。
「業務過多になっている部分をシステムで対応できるようにしたい」
「新しい事業で活用したい」
「現行システムを今の業務に合うように再構築したい」など、なぜ必要なのかを考えます。
では、それはどのようなシステムなのでしょう。
顧客向けに利用するシステム、リモートワークで業務遂行するシステム、リアルタイムで情報共有することに重点をおいたシステム、人的ミスをなくした効率の良さを追求したシステムなど、重要なのは“システムで実現したいこと”を明確にすることです。
2.予算を定める
システム開発にかかる費用感を“大体このくらい”などとイメージすることは難しいと思います。
予算の上限がすでに決まっているのであれば、その予算に合わせた提案をしてもらえば良いですが、予算が曖昧で目標が具体的でない場合は、見積りの精度が悪くなるため高額な見積りを提示される可能性も高くなります。
最新技術を駆使する必要がある場合や、実現したい項目が多い場合などは、十分に予算を取っておく必要があります。また、システム保守やサーバーなどのインフラ管理にもランニングコストが発生します。費用が発生する工程を把握した上で、ある程度の予算は明確にしておいた方が良いでしょう。
3.体制の整備
システム開発を外注する際、システム会社とのやり取りを行う自社の担当者が必要です。システムの仕様や範囲を決める際には発注者の承認を得た上で進めていくため、決定権を持った担当者も含めて体制を整える必要があります。また、システム開発の目標に応じて、関係部門の担当者も含めて協力してもらえる体制をつくることができれば、より目標に近いシステム開発が実現できるでしょう。
◆システム開発・再構築ならお任せください!
システム開発・再構築において、きちんと社内で事前準備・検討することが重要です。曖昧な部分が多ければ多い程、期待したシステムの効果が発揮されません。必要最低限の準備を行った上で、システム会社に提案を依頼しましょう。
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