
レガシーシステムはなぜなくならない?使い続けるリスクを解説

DXの最大の障害とされるのがレガシーシステムです。
企業がITシステムの導入に取り掛かったのは、今に始まったことではなく、中には1980年代ごろから導入しているケースもあります。そのような中で、最先端を進んでいた企業がかえって取り残されてしまうといった問題が浮き彫りとなりました。
ITシステムはビジネス成長のための”資産”にも、反対にビジネスを停滞させる”障害”にもなりうる二面性を持っており、企業の成長を目指すためには時代の流れに沿ったIT導入が必要不可欠です。
レガシーシステムを使い続ける企業が存在し続ける理由として、システムの刷新に踏み切れない要因があるからと考えられます。
今回はレガシーシステムがなくならない理由と、放置するリスクについて解説します。
目次
1.レガシーシステムとは?
2.レガシーシステムがなくならない理由
– 業務に深く組み込まれている
– 移行コストが非常に高い
– 既存システムがブラックボックス化している
– 緊急性がない
– 技術者不足
3.レガシーシステムを使い続けるリスクとは?
– セキュリティリスクの増大
– システム障害時の業務停止リスク
– DXへの障壁
– 運用コストの増加
4.レガシーシステムにはシステム再構築をご検討ください
1.レガシーシステムとは?
レガシーシステムとは企業や組織で長期間にわたって使用されている、旧式のITシステムのことです。業務上重要な役割を果たしている一方で、最新の技術と比べて柔軟性や拡張性に欠けるといった特徴があります。
具体的な特徴として下記が挙げられます。
・大規模で複雑
・ドキュメント不足
・サポートやメンテナンスが受けられない
・より高度な技術との互換性がない
・組織にとって重要である
レガシーシステムの定義としては、単に古いシステム=レガシーシステムというわけではなく、上記で挙げたような「リスクがある状態で放置されている」ことが重要なポイントとなります。
つまり「古い言語で構築されており、且つサポートが切れている」といった場合、「言語としては古くないが開発者の退職等で運用が難しい」といった場合もレガシーシステムに該当するということです。
2.レガシーシステムがなくならない理由

致命的な課題を抱えているにもかかわらず、レガシーシステムがなくならないのはなぜでしょうか。
それには下記の5つの理由が考えられます。
業務に深く組み込まれている
レガシーシステムが基幹業務を担っているため、稼働をとめられないことが考えられます。
また、その企業の業務特性に合うように長年カスタマイズされており、代替手段が存在しないことも理由の一つです。
移行コストが非常に高い
新しいシステムを構築する場合、多額の開発費がかかるほか時間や人員を確保する必要があります。
既存システムがブラックボックス化している
開発当時の担当者の退職やドキュメントがなく中身の構造を把握している人がいないことが挙げられます。
緊急性がない
新システム構築の投資効果が見えづらく、緊急性がないため後回しにされがちです。
「今動いているから問題ない」という思考になり、なかなか危機感を持てないことが挙げられます。
技術者不足
古い技術に対応できるエンジニアが高齢化、または不足していることで新技術への転換が進まないことが挙げられます。
3.レガシーシステムを使い続けるリスクとは?
上記のような理由から、多くの企業が現状維持を選択し、レガシーシステムからの脱却に踏み切れずにいます。しかしながら、レガシーシステムを放置し続けると「経営」「技術」「人材」「競争力」の面で大きな影響を及ぼす可能性があります。
セキュリティリスクの増大
サポートやアップデート、メンテナンスが行われないことで、セキュリティホールが生じます。コンピューターウイルスはそういった脆弱性を狙って侵入するため、レガシーシステムはセキュリティリスクが高いと言えます。
システム障害時の業務停止リスク
一度システム障害が起きてしまうと、復旧が困難なケースが出てきます。レガシーシステム用のハードウェアやソフトウェアが廃盤となっている場合や、ブラックボックス化している場合は解析から行わなければなりません。最悪の場合はシステム一つで全業務を停止せざるを得ない可能性も考えられます。
DXへの障壁
データ連携が難しく、クラウド化やAI導入、自動化ができないことでビジネス競争力の低下につながる恐れがあります。
運用コストの増加
技術者が限られるため、ちょっとした改修にも割高な費用がかかる傾向にあります。
4.レガシーシステムにはシステム再構築をご検討ください

レガシーシステムを放置する問題は「見えにくくて大きい」です。一見正常に動いているシステムでも、何らかのリスクを抱えたままのシステムでは、故障するのも時間の問題といえるでしょう。問題が深刻化する前に今一度システムを見直してみてはいかがでしょうか。すぐに踏み切れない場合も、緊急時の対応について社内で認識を合わせておくことをおすすめします。
エイ・エヌ・エスでは、レガシーシステムからの脱却に向け、フルオーダーメイドにてシステムを構築いたします。ブラックボックス化したシステムでも調査と解析が可能です。また、レガシー言語やオンプレ環境にも対応しており、他社が敬遠しがちな技術にも実績があります。構築後は長期的な保守対応にてシステムを安心してご利用いただけるような環境を整えてまいります。
システムに関するお悩み・ご相談はぜひお気軽にお問い合わせください。
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