システムの内製化で起きる問題とは?
2022.03.24
◆システム開発の内製化の弱点
IT化やデジタル化が急務となっている昨今では、システムを内製化することを検討する企業も多いのではないでしょうか。例えば、システムの重要度が高く、サービスや商流の変化に柔軟に対応する必要性があるなどの場合、内製化するべきといえるかもしれません。内製化できれば、時間・コストともに最低限に抑えることができ、無駄な工程もなくなります。
一方で、システムを内製で開発・保守していることに起因して発生しうる問題があります。内製化の弱点は、一言でいうと体制の維持と継続です。ここをどう対処・検討するか、見極めることが大きなポイントです。
◆実際のリスクと対策
「システムの内製化をしているが、体制に懸念がある。」こんな声をよく耳にします。このような場合の多くは、1名体制で属人化していることがほとんどです。業務が属人化するということは、担当者が不在の時も代わりに業務を遂行する人がいないということ。一定期間業務が止まれば、遅延が発生します。1名で対応している以上、遅延を取り戻すことも難しくなります。急なケガや病気での休職や退職のリスクも念頭に置き複数人で体制を組むことはマストです。
また、通常のシステム開発においては、設計書やソースコード情報等に関するドキュメントを作成しますが、体制が整っていないとドキュメントを作成いないケースが多く見受けられます。1名で担っていれば情報共有を行う必要性がないことが原因なのかもしれませんが、継続的にシステム開発・保守を行っていくのであれば、業務を引き継ぐ可能性を考慮してドキュメントを作成しておく必要があります。
システムの内製化は、一概には言えませんが、体制さえ構築できれば外注するよりもメリットが大きいと思います。その反面、自社内の体制づくりには人員基盤と時間、労力がかかることを前提に検討していくことが必要でしょう。
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