システム開発・保守・運用 SEの業務内容とは
2021.12.08
◆SE(システムエンジニア)の業務内容
システムやアプリなど、その他多くのITサービスを生み出すSE(エンジニア)は、具体的にどのような業務にあたっているかご存知ですか?
プログラミングをしてシステム開発をすることは知っていても、実際にどのような業務があるのかあまり分からないと思われる方も多いのではないでしょうか。
SEの業務は、システムの開発だけではありません。開発したシステムを継続的にメンテナンス、アップデートしていく必要もあり、システムが正常に運用できる環境を整えることも業務内容のひとつです。大きく分けて「開発」「保守」「運用」の3つの業務をそれぞれ具体的にどのようなことを行っているのか説明していきます。
◆開発・保守・運用の業務とは
【開発】
SEの業務内容でもっともイメージが湧くであろう開発についてです。開発の主な業務は、新しいシステムや機能を作る作業です。顧客が望むシステムの要件を整理したり、システムに落とし込むためにどのような仕様にすべきかを分析し具現化していきます。仕様が確定すれば設計書に落とし込み、設計書を元にプログラミング言語を用いてシステムを開発していきます。開発後は、設計書の通りに動作するかをテストし、不具合があれば修正し、顧客の運用の耐えうるまで繰り返しブラッシュアップを行います。
※ご参考までに、システム開発の工程やプログラミング言語については下記のコラムに記載しています。
→システム開発の工程と期間 ~工程~
→業務システム開発でよく使う言語と特性
【保守】
保守の業務内容は、納品されて顧客の元で稼働しているシステムを維持・管理し、安定的に稼働させるための作業が主軸となります。故障やバグ等のシステム障害が起こった場合は修理・復旧を行い、システムのアップデートをすることも重要な業務内容です。身近で例えると、スマホアプリは定期的に不具合修正や機能改善などでアップデートを行っているかと思いますが、システムに関しても、稼働する時点での最新の環境やOSバージョンに合わせて、アップデートを行う必要があります。
【運用】
運用の業務内容は、「保守とどう違うの?」と思われる方も多のではないでしょうか。運用は、保守と同様、既にリリースされているシステムに対して行う業務です。運用が保守と大きく異なるところは、システムと呼ばれるソフトウェア部分ではなく、インフラと言われるハードウェアやネットワーク等を対象とした業務である点です。昨今では特に、セキュリティ対策の重要性が問われていますが、システムの停止や破壊のリスクを未然に防ぐための監視や障害の特定を行います。システムに障害が起きた場合、インフラに起因した障害である場合は、復旧作業も重要な任務です。
◆オーダーメイドシステム開発・再構築・保守でDX推進を支援します!
開発、保守、運用と大きく3つに分けてご説明しましたが、それぞれの業務の中には細かい業務がたくさんあります。システムは開発して納品されれば完結するものではなく、ユーザーが快適に、かつ、効果的に利用するためには、継続的なメンテナンスやアップデートの業務も重要です。
エイ・エヌ・エスは、オーダーメイドの基幹システム開発を主軸に、創業以来30年以上、多くのシステム関連サービスを提供しております。オーダーメイドのシステム開発や再構築を主軸に事業を展開し、システム開発と合わせてインフラ管理・提案も行っています。
システム保守の打ち切りや保守担当者の退職、様々な理由からシステム保守に悩みを抱えた企業様に対して、システムを解析し詳細を把握した上で、保守・メンテナンスを継続的にご提供する保守引継ぎサービスも展開しています。お困りの企業様はぜひ一度、お問合せ下さい。
・IT-Trust (オーダーメイドのシステム導入で実現する在宅勤務・テレワーク対応)
https://ans-net.co.jp/
・保守引継ぎサービス(最短1ヶ月でシステム保守の引継ぎが可能)
https://ans-net.co.jp/lp/maintenance/
・Innovation Design Labo (IT活用で企業の業務改革をデザインし、支援する)
https://innovation-design-lab.com/
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