GDPR 一般データ保護規則とは
2019.05.16
◆注目されつつある「GDPR」とは?
日々の生活の中で、インターネットやSNSが当たり前に存在するようになり、消費者にとってはインターネット上での買い物等、企業にとってはインターネット広告を掲載することは、もはや一般的になっているように感じます。
そこで、本題であるGDPRとはなにを意味するのでしょうか。
「GDPR」とは、EU(欧州連合)が2018年5月に施行した個人情報保護に関するルールのことです。日本では、「一般データ保護規則」と呼ばれています。
GDPRを適用している国で個人情報に該当するのは、名前、住所、クレジットカード情報、メールアドレス、IPアドレスや位置情報、インターネットサイトの閲覧履歴・購入履歴などです。インターネット上の情報を個人情報として扱うことで、情報の保管方法等について厳しいルールを設けています。厳格な保護規則の目的としては、個人情報のコントロールを禁止し、プライバシーと個人情報を保護するためのようです。
◆GDPRの具体的な内容とは?
GDPRは個人のプライバシーを基本的人権としており、自身の個人データに対する取り扱い方法に自由・権利が認められています。
GDPRが施行されているEU加盟国に住んでいる個人に限らず、EU内に所在している個人データのすべてがGDPRの適用対象となります。そのため、世界各国にクラウドサービスを提供し、個人情報を有する各社で、GDPRへの対応が必要になるということになります。
例えば、Amazonなどで買い物した後に関連商品や類似サービスが自身に合う商品として表示される、また、Googleで以前検索した内容やサービスの広告や関連記事が表示されることがあると思います。これらに関しては、個人の閲覧履歴や購入履歴等の個人情報から成り立っているため、GDPRでは違反となります。個人のデータを元にしたサービスを提供する企業側からすると、ビジネスとして普及しているだけにリスクが増大していることは間違いありません。
個人情報を有する各企業の基幹システムに関しても同様に考えられるのではないでしょうか。今一度、情報の管理方法やセキュリティについて考えなければなりません。
現段階において、GDPRほどの明確な個人情報の保護は日本で適用されていません。しかし、GDPRは世界的に明確な基準となりつつあり、近い将来、より厳格なGDPRが適用される動きがでてくるかもしれません。
★エイ・エヌ・エスのオーダーメイドシステム開発はこちら
基幹システムの再構築が必要な理由
◆基幹システムの再構築にある背景 “2025年の壁”を目前に、基幹システムの再構築について着手し始めている企業も多いのではないでしょうか。システムの再構築を検討するタイミングとしては、利用している基幹システムの老朽化や時 …IT需要拡大とIT人材不足の背景
◆なぜIT人材が不足する? 企業がDXの推進を求められている今、IT業界の市場は拡大しています。そんな中で必要となるIT人材。昨今ではIT人材の不足が急加速しており、経済産業省は2030年には最大で79万人のIT人材が不 …【業務システム】現場担当者と経営者が求めるものの違いとは?
◆現場担当者が求めるシステムとは? 新たにシステム開発を検討する際、企業は何を軸にプロジェクトをすすめるべきなのでしょう。 システム開発のプロジェクトは、実際にシステムを使うことになる現場担当者の協力は必要不可欠です。い …【中小企業様向け】はじめてのシステム導入 ポイント
◆システム導入前に考えておくべこととは? DXの推進、2025年の崖、インボイス制度や電子帳簿保存法の対応など、ビジネスにITは必要不可欠となっています。 中小企業のシステム導入が加速している中、業務システムの導入を検討 …システム導入の失敗とは?
◆システム導入で失敗する原因は? 大きな目的として業務効率化のために導入するシステム。しかし、残念ながらシステム導入に失敗してしまう企業もあります。どのシステムにおいても、コストをかけて導入を決めるわけですから、慎重に導 …企業のIT課題解決の考え方
◆企業が抱える課題は自社で解決できるのか? IT導入の必要性は認識していても、実際にどこから検討をはじめればよいか分からないといった悩みを多く耳にします。 “現場から課題の声は上がるが、どのように解決すべきか分からない” …システム導入のスケジュールについて
◆システム導入までに想定しておくべきスケジュール スクラッチ型のシステム導入を検討する時、導入までのスケジュールを立てておく必要があると思います。しかし、一般的に導入までにどのくらいの期間が必要なのか分からず、予定が立て …システム開発の失敗、その原因は?
◆システム開発でよくある失敗とは? IT活用が一般的になり、各企業はシステムによって生産性向上や業務効率化を実現させようとしています。しかし、多額のシステム開発費用を投資しても、システム開発の失敗は往々にして起こり得ます …システム開発の上流工程について
◆上流工程について知る システムは、要件定義や設計、開発、テスト等、各工程を経て作り上げられます。その中で主に要件定義と設計に関する“上流工程”と言われる工程についてみていきます。 日本ではよく、「ウォーターフォール型」 …Visual Basic 6.0(VB6)のシステム移行が必要な理由
◆Visual Basic 6.0(VB6.0)のシステム 現在でも、VB6.0で開発された業務システムを利用している企業は多いのではないでしょうか。メンテナンスや機能改修を加えて利用し続けているというケースも少なくない …
CONTACT US
“デキたらいいな” をご相談ください。
経験豊富なプロジェクトマネージャーが
回答します。