
システム開発の工程と期間 ~期間~
◆システム開発にかかる期間は?
システム開発の工程と期間 ~工程~でシステム開発は多くの工程を踏んで進めていくことがわかりました。そこで気になってくるのが「システム開発にはどのくらいの期間がかかるのか」だと思います。システム開発のプロジェクトを立ち上げた時、なにを目安にスケジュールを設定すべきか、システムのリリースが予め確定している場合は予定とおり実現させるためにはどうしたら良いのでしょうか。
◆システムの規模に応じて必要な期間
システム開発の期間は納品物によって変わります。規模の大きなシステムであるほど、必要な工数も多くなるため、リリースまでに時間が必要です。システムの規模といっても、それを示す明確な定義はありません。期間を想定するために必要な情報は下記のとおりです。
・システム機能数
・プロジェクトに必要な作業人数(工数)
・システムの開発難易度
システムに搭載する機能が多いと期間が長くなり、機能が少なければ短期間で完成します。例えば、売上管理、在庫管理、購買管理、顧客管理を全て網羅したシステムと在庫管理のみのシステムであれば、後者の機能が少なくなり納期が短くなるのは明白です。
外注した開発会社がプロジェクトに何名の人員をアサインするかによっても、開発期間が前後することになります。また、開発したいシステムの難易度も期間に関連しています。新たな技術を活用したり、既存のフローがない場合は、おのずと難易度は上がります。開発会社の得意とする分野によっても難易度は左右しそうです。
システム開発は、開発会社だけで行うものではなく、クライアントと開発会社が協力して進めていくことがマストです。特に要件定義の期間では、システムの仕様を決めるためクライアント側における決定が必要です。内容にもよりますが、システムの仕様を決めるのに1週間で完了することを想定したとしても、難しいなと感じる方が多いのではないでしょうか。要件定義を1ヶ月間で予定し、週1・2時間以上の打合せを行っても、中々要件が定まらなかったり、判断が出来かねる場合も多く、想定より時間を要するケースがあるのが実情です。
開発期間にはある程度の余裕を見ておくと良いでしょう。
◆基幹システム開発・導入支援
エイ・エヌ・エスは、オーダーメイドの基幹システム開発を主軸に、創業以来30年以上、多くのシステム関連サービスを提供しております。オーダーメイドのシステム開発や再構築を主軸に事業を展開し、システム開発と合わせてインフラ管理・提案も行っています。
また、システム保守の引継ぎや生産性向上・業務効率化のためのデザイン刷新、アプリ開発など、新しいビジネス展開のご支援やIT化やDX推進のための一歩を支援しています。
まずは検討段階、情報収集においても、お気軽にご連絡・お問合せください。
・IT-Trust (オーダーメイドのシステム導入で実現する在宅勤務・テレワーク対応)
https://www.ans-net.co.jp/
・保守引継ぎサービス(最短1ヶ月でシステム保守の引継ぎが可能)
https://www.ans-net.co.jp/lp/maintenance/
・Innovation Design Labo (IT活用で企業の業務改革をデザインし、支援する)
https://innovation-design-lab.com/
「システム開発の工程と期間 ~期間~」に関連する記事
2025.10.17
システム開発におけるV字モデルとは?概要やメリット、他のモデルについても解説
システム開発にはさまざまな工程や手法があり、その中でもV字モデルは多くの現場で活用されています。 効率的かつ品質の高い開発を目指す方にとって、どのような開発モデルを選ぶかは重要なポイントです。 […]
- #IT関連情報
- #システム開発工程
- #基幹システム・Webシステム開発
2025.09.25
生成AIが変えるシステム開発 ― 2025年の最新トレンドと活用法
近年、生成AIが急速に普及し、システム開発の現場でも大きな変化をもたらしています。 2025年以降は「生成AIを前提とした開発体制」が本格的に広がる転換点となる年と言えそうです。 本コラムでは、生成AIがどのようにシステ […]
- #AI
- #IT関連情報
- #デジタル化
- #業務効率化
- #生産性向上
2025.08.25
【2025年最新版】システム開発には補助金・助成金の活用を!
業務効率化や顧客満足度向上がカギとなっている今「新しくシステムを導入したい」「今のシステムを刷新してより生産性の向上に努めたい」という企業が多くなっています。しかしながら、システムの開発や再構築には多額の費用がかかるため […]
- #システム再構築
- #助成金・補助金
- #基幹システム・Webシステム開発
- #生産性向上
2025.07.25
ローコード・ノーコードでは解決できない、オーダーメイド開発という選択肢
DX(デジタルトランスフォーメーション)への関心が高まる中、ローコード・ノーコード開発ツールの普及が加速しています。 「現場主導でアプリが作れる」「開発コストや期間を削減できる」といった利点から、業種業態を問わずさまざま […]
- #DX(デジタルトランスフォーメーション)
- #IT化推進
2025.06.25
レガシーシステムはなぜなくならない?使い続けるリスクを解説
DXの最大の障害とされるのがレガシーシステムです。 企業がITシステムの導入に取り掛かったのは、今に始まったことではなく、中には1980年代ごろから導入しているケースもあります。そのような中で、最先端を進ん […]
- #DX(デジタルトランスフォーメーション)
- #IT化推進
- #システム再構築
- #基幹システム・Webシステム開発
2025.05.21
突然の“保守打ち切り”がもたらすリスクと、備えるべき選択肢
近年、開発会社の倒産やエンジニアの流出により、システムの保守が継続できなくなるケースが相次いでいます。 特に、企業の業務を支える基幹システムが「孤児化」する事態は、業務継続に深刻な影響を及ぼします。 本コラムでは、システ […]
- #システム保守
- #基幹システム・Webシステム開発
- #業務効率化
- #生産性向上
2025.04.25
システム開発の要件定義、発注側がすべきこととは?
システム開発は開発会社にすべて任せればいい、というわけではありません。経験が豊富なプロであっても発注側の意見や要望がなければ良いシステムを作ることは難しいでしょう。そこで大切となってくるのが「要件定義」です。要件定義では […]
- #システム保守
- #システム再構築
- #システム開発工程
2025.03.17
システム保守の重要性と円滑な引継ぎサービスの必要性
近年、IT化が進む中で、各企業はシステムの運用と保守の重要性をますます認識していているのではないでしょうか。しかし、突然の事態に直面することも少なくありません。 特にシステムを保守していた開発会社の倒産や、エンジニアの人 […]
- #DX(デジタルトランスフォーメーション)
- #システム保守
- #業務効率化
- #生産性向上
2025.02.25
業務効率化にはシステム導入が鍵!最適な業務システム選定のポイントとは?
近年、日本企業が直面している大きな課題の一つに「人手不足」があります。少子高齢化の進行に伴い、労働力の確保がますます難しくなることが予想される中、企業にとって最優先で取り組むべき課題は「業務効率化」です。効 […]
- #IT化推進
- #UIUXデザイン
- #基幹システム・Webシステム開発
- #業務効率化
2025.01.21
基幹システムの重要性と最新トレンド
基幹システムの重要性と最新トレンド 近年、企業の競争が厳しさを増す中で、基幹システムの選定と導入がますます重要になっています。 基幹システムは、企業の業務活動の中核を支えるITシステムであり、効率的なプロセス運営、情報管 […]
- #IT化推進
- #テレワーク
- #基幹システム・Webシステム開発
- #業務効率化
- #生産性向上