基幹システムのクラウド化で得られるメリットとは ③コスト削減と効率化の実現
2020.10.08
◆クラウド化によって削減できるものとは
オンプレミス型の基幹システムのクラウド移行を検討する際、コスト面についてはどのように考えれば良いのでしょうか。クラウド化によって、コスト削減はできるのでしょうか。
オンプレミス型の場合、サーバーなどの機器の購入費用、維持費、管理費、それに伴う人件費用が発生します。定期的なメンテナンスが必要となり、維持・管理するための専任担当者が必要です。ネックとなっているのが、担当者不足や技術不足、物質的な管理が必要であるため、テレワークやリモートワークでは対応しきれない業務が多くあること。また、機械には寿命もあるため、一度購入したからといって永久に利用できるというものではありません。
クラウド型の場合、サーバー環境の構築するための初期投資は必要ありません。そのため、機器の購入が必要ないクラウド型であれば、初期費用が安くなり、コストの削減が可能です。 “サーバーの利用料”と考えると、サーバーをベンダーから借りるという形になるため、毎月のランニングコストが発生します。利用料に応じて、サーバーのスペックを適宜、拡充・縮小することができるサービスが多く、利用者からすると自社管理の必要がなくなるため、従業員の業務負担も格段に減ると考えられています。
◆クラウド化によるコストの考え方
クラウド型の場合、上述のとおり、毎月のランニングコストが発生します。
料金形態は、サービスを提供するベンダーによって異なりますが、使用量に応じて金額が変動する従量課金制を採用しているケースが多く見受けられます。サーバーのスペックを拡充すると、月額コストが高くなる仕組みです。クラウド型は導入費用が安価で、何より自社内でメンテナンスする人件費・時間・コストを削減できます。しかし、長期的に月額のランニングコストが発生し、スペックを拡充すればランニングコストは上がることとなるため、長い目で見ると高額になる可能性もあります。
継続的なIT技術者・技術の習得、社内での管理体制の構築をしていくことを考えなければならないオンプレミス型と比較した時、ランニングコストの考え方をどのように検討するか、自社に合った選択をすることが大切です。
◆推進したい基幹システムのクラウド化
オンプレミス型とクラウド型は、どちらもメリットやデメリットが異なるため、自社に合ったサービスを導入することが重要です。
昨今の急速なデジタル化に備え、業務システムの開発やクラウド移行を検討し、業務の効率化やシステムを軸にした事業体制を整えたいとお考えの企業様向けに、エイ・エヌ・エスは、オーダーメイド基幹システム開発を行っております。
現行システムを見直し、システム再構築を希望する企業様には、要望に沿った機能の構築はもちろん、現行の良い機能を踏襲し、利用頻度が低い不要機能は別途運用方法を提案しながら、業務に沿ったシステムを導入します。また、合わせてクラウド化への提案もしています。
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