ベトナムのIT市場
2021.04.01
◆発展を見せるベトナムIT業界
ベトナムは、諸外国と比較して圧倒的に新型コロナ感染者数を抑え、2020年の国内総生産成長率も前年比プラス成長を達成しました。コロナ禍においても発展し続けるベトナム経済ですが、それに伴ってIT業界も著しく成長しています。
ベトナム政府はIT人材育成支援策として国内のIT人材を増大させる政策を進めており、国をあげてIT人材の育成に力を入れています。企業側と教育機関が協力してIT系のカリキュラムや学科が設置され、大学在学中に職業訓練的な教育を受けることで新卒時にはすでに基本的なスキルを身に付けていることが一般的となっています。
また、インフラ環境や治安の良さなどから、ベトナム企業の日本向けのITオフショア開発規模も年々拡大しています。事実、ベトナムは、非常に魅力的なオフショア開発拠点として評価されているのです。
◆ベトナムIT人材の魅力
ベトナムで日本向けのオフショア開発が拡大した背景として、日本のIT人材が不足していること以外に、なにが考えられるでしょうか。
1.優秀な人材が多く、若年層であること
上述の通り、国をあげてIT人材育成に力を入れていることから一定のITスキルを持った人材が多く、かつ若いことが今の日本にはない魅力のひとつです。日本の平均年齢が45歳(2018年時点)に対し、ベトナムの平均年齢は31歳(2018年時点)となっており、人口の45%が30歳以下であることから、若い労働力人口が非常に多いということが分かります。
2.国民性と性格
ベトナムと日本は友好関係を築いており、対日感情は良好といえます。また、ベトナム人ITエンジニアは、英語力が高く、日本語習得者も多いことが特徴です。勉強熱心で勤勉な国民性であるといわれており、新しい技術やプログラミング言語に対して非常に敏感で、技術のアップデートを行うことに対して余念がありません。ITに興味を持ち、自身の技術向上のために積極的である点が大きな特徴としてあげられます。
国をあげてITに力を入れていること、また勤勉な国民性が相まって、ベトナムのIT市場が拡大しているといえそうです。日本と比較すると賃金格差があるベトナムでも、ITエンジニアの給与は年々上がっており、日本人と変わらない給与を得ている人材もいます。需要が拡大し、評価が高いことから、今後の更なる発展が期待されています。
◆IT関連サービス・システム開発なら
発展を続けるベトナムのIT市場。今後もますます多くのIT人材の輩出が期待されます。
エイ・エヌ・エスは、2012年にベトナム・ハノイに子会社ANSAsiaを設立。現地のシステム・アプリ開発をはじめ、日本側の一部の開発工程を担っています。
オーダーメイドの基幹システム開発を主軸に、創業以来30年以上、多くのシステム関連サービスを提供しているエイ・エヌ・エス。
オーダーメイドのシステム開発や再構築、システムの保守引継ぎ、生産性向上・業務効率化のためのデザイン刷新など、ITを軸としたサービスで企業運営を支援しています。同業他社様向けのオフショア開発サービスも提供しておりますので、まずは検討段階、情報収集においても、お気軽にご連絡・お問合せください。
・IT-Trust (オーダーメイドのシステム導入で実現する在宅勤務・テレワーク対応)
https://ans-net.co.jp/
・Innovation Design Labo (IT活用で企業の業務改革をデザインし、支援する)
https://innovation-design-lab.com/
・保守引継ぎサービス(最短1ヶ月でシステム保守の引継ぎが可能)
https://ans-net.co.jp/lp/maintenance/
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